「耳をすませば」 主題歌作詞を宮崎駿監督がまさかの人物に…鈴木敏夫P「突然ですよ?」

2023年07月01日 18:21

芸能

「耳をすませば」 主題歌作詞を宮崎駿監督がまさかの人物に…鈴木敏夫P「突然ですよ?」
鈴木敏夫プロデューサー Photo By スポニチ
 スタジオジブリの代表取締役プロデューサー鈴木敏夫氏(74)が、1日放送の日本テレビ系音楽特番「THE MUSIC DAY 2023」(後3・00)にVTR出演し、人気アニメ映画「耳をすませば」の製作秘話を語った。
 1995年に公開された同作は、オリビア・ニュートン・ジョンさんの名曲「カントリー・ロード」に日本語訳詞を付けたものが、主題歌に。鈴木氏は「詞は宮崎が書くことになってた」と、宮崎駿監督の担当だったと明かした。

 しかし、ここで宮崎監督から、まさかのむちゃぶりが。「突然ですよ?“そうだ、鈴木さん!鈴木さんの娘に書かせよう!俺みたいなじじいがやったら、リアリティーがないよ”って。うまいですよね…」。鈴木氏の愛娘・麻実子さんに作詞の“発注”がいったという。

 鈴木氏は、麻実子さんにそのことを打ち明けた時のやりとりも披露。「“宮さんが作詞が欲しいって言うんだけど、お前どうする?”って言ったら、“ギャラは?”って言ったの。忘れないですよね」。すると、インタビュアーの俳優・風間俊介は「いいですね~!しっかりしてる」と大喜びしていた。

 麻実子さんは辞書を使わず、独自の解釈で詞を付けたという。その結果、「故郷へ帰りたい」という意味合いの原作とは真逆で、鈴木氏は「うちの娘のは逆なんです。そこから逃げ出すっていう」と打ち明けた。

 鈴木氏は宮崎監督のOKは出ないと思いながら、その詞を出したところ、宮崎監督が「いいじゃん!」と気に入ってしまったという。鈴木氏は「え?って」と、自身の反応を思い返し、苦笑いしていた。
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