【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第24話 途方もない謀に集いし者たち 夢幻の如くなり

2023年07月02日 17:01

芸能

【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第24話 途方もない謀に集いし者たち 夢幻の如くなり
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第24話大河絵 Photo By スポニチ
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は2日、第25話が放送される。
 先週の第24話は「築山へ集え!」。瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った徳川家康(松本潤)。これが織田信長(岡田准一)に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。苦悶の末、家康は石川数正(松重豊)らと共に築山へと踏み込む。しかし、家康を待ち構えていた瀨名は、内々に進めていた途方もない計画を明かし…という展開だった。

 瀬名の恐れ多い謀(はかりごと)、途方もない慈愛の国計画。家康は戸惑いながらも、戦のない世を思う最愛の人と「同じ夢」を見ることを決断。穴山信君(田辺誠一)は武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)を説得し密約通りことが運んでいるように見えたが…。

 一方、勝頼の譲れない夢、信玄の呪縛。一瞬の密約だった。「すまんな。やはりわしは、女子(おなご)のままごとのごとき謀(はかりごと)には乗れん。仲良く手を取り合って生き延びるぐらいなら、戦い続けて死にたい」「信長の耳に入れてやれ!信長と家康の仲が壊れれば、わしらはまだ戦える」「穴山よ!この世は戦いぞ。戦いこそが我らの生きる道ぞ!我が夢は、父が成し得なかったことを成すこと。天下を手に入れ、武田信玄を超えることのみじゃ。築山の謀略、世にぶちまけよ!」。裏切りを決断した主君に信君は…。

 「漏れました。築山の謀、世に知れ渡っております」

 そして信長は――。それぞれの夢と野望の先には、逃れられぬ地獄が。ついに築山殿が処刑され、信康が自害した悲劇「築山殿事件」「信康事件」が描かれる。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。
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