橋下徹氏　横浜の女子大学生刺殺事件に「警察も恋人関係の状態だと法律を入れ込むのが難しいので」

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（54）が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。横浜市鶴見区のマンション敷地内で女子大学生（18）が殺害された事件についてコメントした。 　殺人容疑で逮捕された元交際相手の自称会社員の男（22）＝同区＝は事件直前、合鍵を使いマンションの女子大学生宅に侵入したことなどが分かっている。交際を巡っては2021年以降、女子大学生らが計4回通報。女子大学生は昨年12月、対応した警察官に「『別れるなら殺す』と言われた。首を絞められた」と話していた。だが被害届を出さず、今年1月、県警に「すぐ仲直りした。今後はトラブルがないよう関係を続けたい」と語っていた。

　橋下氏は「（女子大学生の）ご両親が本当につらい気持ちになっていること、本当に胸が痛みます。ただご両親には自分たちの責任だというふうには感じてもらいたくないですね。これはすべて犯人が悪いわけですから、ご両親が娘さんの恋愛がうまくいくようにと願うのはどの親でもそうなのでね、これはもう本当に犯人が悪いです」と言い、「警察も通常の恋人関係にある状態だと、なかなかここに法律というものを入れ込むことが難しいので、警察もそれなりの対応をしてるかと思うんですが、ただより良い対応ができなかったのかは検証してもらいたいですね」と自身の考えを述べた。

　また「報道もご遺族のことを配慮しながらも、でもやっぱりわれわれは報道しなければいけないというところも肝に銘じなければいけないと思います」とし、「何よりも、こういう状況になった時にはいったん恋人関係というものを断ち切ったうえで、断ち切ればストーカー規制法というものがダイレクトに適用されてきますので、そういう対応ということをこれからの若い子には認識してもらいたいなと思います」と話した。