「らんまん」万太郎に光明?佑一郎“虫けら”発言に憤慨&助言 ネット胸熱「ズッ友」寿恵子は連日のふて寝

2023年07月06日 08:15

芸能

「らんまん」万太郎に光明?佑一郎“虫けら”発言に憤慨&助言 ネット胸熱「ズッ友」寿恵子は連日のふて寝
連続テレビ小説「らんまん」第69話。万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の結婚を祝う佑一郎(中村蒼・右)(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6日、第69話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第69話は、万太郎(神木隆之介)を訪ね、佑一郎(中村蒼)が十徳長屋にやってくる。佑一郎はミシシッピ川の治水工事の技師としてアメリカに行くと報告。万太郎の脳裏には、蘭光先生(寺脇康文)と3人で仁淀川へ行った“あの日”がよみがえる。そして、佑一郎に田邊教授(要潤)とのことを相談。「教授だけがすべてではない」と励まされる。一方の寿恵子(浜辺美波)は、えい(成海璃子)に内職の相談し…という展開。

 名教館時代の学友・佑一郎は高知・佐川から北海道へ。土木工学を学んだ後、工部省に勤務。上野・高崎間の鉄道開通に携わり、荒川の鉄橋も設計した。

 「うちは武家で没落しましたきね。後がなかった。ほんじゃき、金のかからん、官費で行ける札幌農学校を選んだがです。で、アメリカ人の先生にも出会えた」。その先生がミシシッピ川の治水工事の技師に推薦してくれたという。

 そして、田邊の「虫けら」発言を知り「そんなこと言える方が、よっぽど恐ろしいがの」。工事現場の経験から「教授の言うところの虫けららが、この国を変える底力を持ちゆうがじゃ。全く、その教授を普請場に放り込んじゃりたいのう」と憤慨。博物館の先生を頼れ、とアドバイスした。「聞いてみたらええ。本当に自分じゃ何も発表できんがかと。万太郎には、教授がすべてじゃないじゃろ。訪ねていく先があるゆうことも、自分の宝じゃき」――。

 夜、寿恵子は綾(佐久間由衣)から預かったお金の使い道について相談。しかし、またも万太郎は植物に熱中。新妻の話を聞いていない。寿恵子は枕を投げつけるのを我慢。第68話(7月4日)のラストに続き、1人、悶々と布団に入った。

 佑一郎のモデルとみられるのは「港湾工学の父」と呼ばれた土木工学者・広井勇。内村鑑三、新渡戸稲造らと札幌農学校の2期生となった。教頭には2代ウィリアム・ホイーラーが着任しており、「少年よ、大志を抱け」で有名な初代ウィリアム・スミス・クラーク博士に教えられることはなかった。ホイーラーは札幌市時計台の設計などで知られる。

 SNS上には「ズッ友。美しき友情」「虫けら直後に祐一郎くんが来てくれて良かった」「ながの別れの前に万太郎の心に響く言葉をたくさん残していってくれた佑一郎。こういう友こそ宝だと思う」「佑一郎、鋭い。万太郎に的確なアドバイス。“虫ケラ”こそがこの国を支えてると、労働する人たちの視点を持って、田邊をしっかり批判し、博物館という選択肢を示し、米国留学という生き様も見せる」「ここで博物館の配役が効いてくるのか」「アメリカ人の先生と聞いた寿恵子が、クララ先生を思い浮かべてるであろう表情。いい」「寿恵子ちゃん(枕)ぶん投げろ!視聴者全員が許す!」「今日も寿恵子ふて寝エンドなのか」などの声が相次いだ。

 博物館が万太郎の光明となるか?
【楽天】オススメアイテム