橋下徹氏 “タワマン節税防止”新方式導入に「基本的に増税に反対なんですが、これは増税でなく…」

2023年07月10日 09:35

芸能

橋下徹氏 “タワマン節税防止”新方式導入に「基本的に増税に反対なんですが、これは増税でなく…」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。タワーマンションなど高額な不動産を相続した際の課税根拠となる「評価額」に関し、国税庁が6月30日、市場価格の最低6割に引き上げる算定方法案を公表したことに言及した。
 建物の固定資産税や土地価格を基にする現行の仕組みに、新たに築年数や所在階などを評価対象とする。近年の不動産高騰に伴い、評価額が市場価格を大きく下回ることを利用した「タワマン節税」を防止し、税負担の公平化を図る狙いがある。総階数が多い、高層階にある、築年数が浅いマンションほど相続税の負担が増える。国税庁は、パブリックコメント(意見公募)を経て、2024年1月以降の適用を目指すとしている。

 橋下氏は「僕は基本的には増税っていうのは反対なんですけど、これは増税じゃないんですよね。今までがあまりにも低すぎて、一般の人たちは新ルールくらいの基準で税金を払っているんですよ」と指摘。そのうえで「だからタワマンを一部持ってる富裕層の人は、平均的な一般の人が普通に払っている相続税を払ってくださいねということですから、これはもう仕方ないと思います」。

 さらに「これ最高裁の判決が、この税金があまりにも安すぎるじゃないかということで相続税の額を上げた判決に従ってこういうルールができましたので、これはある意味仕方がない、一部富裕者層で節税のためにタワマンを買って(税金を)減らそうとする人には適正な税金を払ってくださいということなので、そこはもう理解いただきたいと思いますけれどもね」と自身の見解を述べた。
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