猿之助容疑者再逮捕 父親の自殺ほう助の疑い 執行猶予付く可能性高まる 歌舞伎復帰の声も

2023年07月18日 12:47

芸能

猿之助容疑者再逮捕 父親の自殺ほう助の疑い 執行猶予付く可能性高まる 歌舞伎復帰の声も
市川猿之助容疑者 Photo By スポニチ
 東京・目黒の自宅で父親の自殺を手助けした疑いが強まったとして、警視庁捜査1課は自殺ほう助の疑いで、歌舞伎俳優市川猿之助(本名喜熨斗孝彦)容疑者(47)を18日、再逮捕した。6月に母親への同容疑で逮捕された後「両親の自殺を助けたことに間違いない」と供述していた。
  段四郎さんは認知症を患い、寝たきりの状態にあったとされ、猿之助容疑者は「両親の頭からビニール袋をかぶせた」という趣旨の供述もしていた。こうしたことから、法曹関係者の間からは、段四郎さんが“家族会議”で自殺する意思を明確に示すことができたかどうか疑問が残るとして、殺人容疑での立件の可能性を指摘する声が出ていた。

 捜査関係者によると、猿之助容疑者は5月17日午後~18日午前、自宅で睡眠薬を服用させ、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎(本名喜熨斗弘之)さん(76)の自殺を手助けし、18日に死亡させた疑いが持たれている。

 段四郎さんと母親喜熨斗延子さん(75)は薬物中毒で死亡した疑いがある。猿之助容疑者と両親からは、容疑者が過去に処方されていた2種類の睡眠薬の成分が検出されていた。

 猿之助容疑者を巡っては、5月18日発行の一部週刊誌が性加害やハラスメント疑惑を報じていて、逮捕後に「私に関する記事が週刊誌に掲載されることを両親に話したところ、家族3人で次の世界に行こうとなった」と供述していた。マネジャーが18日午前10時15分ごろ、2階リビングで倒れていた両親を発見。意識がもうろうとしていた猿之助容疑者も搬送され、6月27日に逮捕されるまで東京都内の病院に入院していた。

 再逮捕容疑が殺人ではなく、法曹関係者からは執行猶予が付く可能性が指摘される。歌舞伎関係者は「会場を満席にできる数少ない歌舞伎役者の猿之助容疑者。本人は『もう表には出ない』と役者としての活動に後ろ向きだと聞くが、周囲が復帰を望む声が高まりそうだ。また、もともと才能を発揮していた企画、脚本、プロデュースなどでの復帰も現実味を帯びてきたのでは」と語った。

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