清原果耶　「ジャンヌ・ダルク」初舞台初主演　堀北真希さん、有村架純の道歩み、ステップアップ

　女優の清原果耶（21）が初舞台で初主演する。9年ぶりに再演される舞台「ジャンヌ・ダルク」で、フランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクを演じる。今年は芸能界に入って10年目。歴史に登場する伝説のヒロイン役で、新境地を開く。初舞台で主演に抜てきされ「舞台に挑戦してみたいという気持ちは、お仕事を始めてからずっとありましたし、まさかジャンヌ・ダルクに参加できるだなんて思いもよりませんでした」と喜びを語った。 　英仏による百年戦争末期の15世紀の物語。少女ジャンヌ・ダルクは兵士を指揮し、危機にあったフランスを救った後、19歳で火刑に処される。その短くも濃く劇的な人生を、アクションを交えて描く。演出は白井晃氏、脚本は「劇団☆新感線」の中島かずき氏が手掛ける。

　今回で3度目の上演。初演の2010年は堀北真希さん（34）、14年は有村架純（30）がいずれも初舞台、初主演で挑んだ。清原も同じ道を歩みステップアップを図る。製作担当者は「ジャンヌ・ダルクに必要なのは時代を切り開く狂気と強固な意志。清原さんのまなざしの奥の奥には、その熱狂と強い志がある。堀北さん、有村さん以後もずっと、ジャンヌ・ダルクを探していた」と起用理由を語った。

　清原は初座長として共演者を率いる不安もある。「ジャンヌが信じる道を全うしようと生きていく中で、さまざまな恐怖や葛藤、そして孤独も抱えていたはず」と自身と重ね合わせ「少女ジャンヌにどこまで寄り添い一緒に戦うことができるのか、たくさんの方々のお力をお借りして、新たなジャンヌ・ダルクをお届けできるよう励みます」と誓った。

　ジャンヌの後押しを受けて王となるシャルル7世は小関裕太（28）が演じる。上演は11月28日～12月17日に東京・池袋の東京建物Brillia　HALLで。大阪公演も行われる。