有働由美子「故郷一緒」 28歳で亡くなった元阪神・横田さんへの思い 声震わせ「楽しみしかなかった」

2023年07月21日 17:49

芸能

有働由美子「故郷一緒」 28歳で亡くなった元阪神・横田さんへの思い 声震わせ「楽しみしかなかった」
有働由美子アナウンサー Photo By スポニチ
 フリーアナウンサー有働由美子(54)が21日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に出演。18日に28歳の若さで亡くなった元阪神タイガース・横田慎太郎さんを追悼した。
 横田さんは、阪神で14年から6年間プレーし19年に現役引退。現役引退の原因にもなった脳腫瘍が昨年に再々発し、治療を終えて今春から療養に入っていた。現役時代は持ち前の全力プレーでファンの心を揺さぶり、引退試合では“奇跡のバックホーム”で感動を呼んだ。近年は自身の経験を伝える講演活動に力を注ぐなどしていた。

 有働アナは番組冒頭、「今日1人紹介したい選手がいまして…横田慎太郎選手なんですけど。1995年6月9日生まれで、鹿児島県日置市出身。実は私も鹿児島県日置郡郡山町っていう今の日置市の出身なんですよ」と切り出した。

 続けて「日置市出身で活躍している方ってすごく限られていて、横田慎太郎よくぞ日置市出身だったっていうので親近感がある上に、2013年に阪神にドラフト2位で入ってきたプロ野球選手でございます」と紹介し、大の阪神ファンである有働アナにとって同郷の横田さんの存在は身近だったという。

 さらに「入ってきたときに187センチ。これがね本当に頼もしい体つきであると同時に頼もしいプレーなんですよ。ヒット打って走るは当たり前なんですけど、そうじゃないところ、守備に向かうときもずっと走ってるんですね。親子でプロ野球に入って、エリートだし、故郷一緒だし楽しみしかなかった」と語った。

 しかし「年度別の成績って人生で2016年の38試合しか残っていないんですよ。才能もあって努力家でこっから阪神の中軸で活躍するぞっていうのが保証されているような選手だったんですけど…ごめんなさい…鼻が出ちゃった」と声を震わせた。

 有働アナは涙を拭いながら「同じような病気で戦ってる人たちに何か伝えたいっていうので、故郷一緒なんでよく鹿児島の人たちからも聞きましたし。28歳でこの世を旅立たれたんですけど、本当に素敵な選手です」と褒めたたえた。

 また「成績残したのは1年間の38試合だけ、1軍では。その成績だけ見るとああそうかっていう感じなんすけど、その数字と全然比例しないくらいチームメイトであったり故郷の人であったりファンが惜しむっていうのは本当に選手としてのお人柄なんだと思いました」と声を詰まらせながらも語った。

 さらに「野球選手って引退があったり、この世の中を去られたりするけど選手としてみんなの中に生きるんだなと思いました。横田慎太郎という1995年6月9日に生まれて2023年7月18日まで生ききった選手のことをもう1回みなさんに知ってほしい」と締めくくった。

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