安藤優子氏 故・逸見政孝さんから受けたフリー転身相談「仕事が来なくなるって怖くないの?って」

2023年07月28日 16:38

芸能

安藤優子氏 故・逸見政孝さんから受けたフリー転身相談「仕事が来なくなるって怖くないの?って」
安藤優子氏 Photo By スポニチ
 キャスター安藤優子氏(64)が、27日放送のTBS系バラエティー特番「まさかの一丁目一番地」(後8・00)に出演し、フリーアナウンサーの故・逸見政孝さん(享年48)との思い出を語った。
 さまざまなジャンルの先駆者、元祖(一丁目一番地)について調査し、ルーツをたどる特番。放送局を退社し、フリーになったアナウンサーの先駆けについて、歴史をたどって調べる中で、多くのアナウンサーが思い出を語ったのが逸見さんだった。

 逸見さんはフジテレビ時代、スポーツアナや報道番組からバラエティーに畑を変えて大活躍。その後、フリーに転身した。

 逸見さんと1年半、情報番組で共演した安藤氏は「逸見さんがフリーになる時、実は相談を受けたんですよ」と打ち明け、驚かせた。「フジテレビの昔の社屋の円卓に2人で座ってて、(逸見さんが)“明日仕事が来なくなるって、怖くないの?”って真剣に。私は“全然怖くない。なくなったらしょうがないじゃないですか?”って」。すると逸見さんは「やっぱり安藤さんと違うのかな?僕って」と、考え方の違いをつぶやいていたという。

 それでも、逸見さんはその後、覚悟を決めてフジを退社し、フリーに転身。一時は6本ものレギュラー番組を抱える人気アナとして親しまれたが、1993年に胃がんのため死去、48歳の若さだった。

 各局で活躍する人気者だった逸見さん。遺体を乗せた霊柩車は、各テレビ局を回って荼毘(だび)に付された。フジテレビの正門前からその様子をリポートした安藤氏は、「ご家族がそういうふうに望まれたことだと思います」と推測。MCの「極楽とんぼ」加藤浩次から「逸見さんの遺言だった可能性もありますか?」と聞かれると、安藤氏は「どうかな…。逸見さん、亡くなるって自分で思ってなかったと思いますし、こんな早くその時が訪れることは(思っていなかった)。“絶対帰ってくる”って言っていましたし」と答えていた。
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