猿之助被告　今後どうなる？CBC石塚氏「パワハラあったとしたら…被害者うやむやでいいのか」

　CBCの石塚元章特別解説委員が1日、TBS系「ゴゴスマ～GOGO！Smile！～」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとして出演し、両親への自殺ほう助罪で起訴され、31日に保釈された歌舞伎俳優市川猿之助（本名喜熨斗孝彦）被告（47）の今後についてコメントした。 　猿之助被告は勾留先の警視庁原宿署から保釈され、舞台に立った5月16日以来初めて、報道陣の前に姿を見せた。東京地裁が保釈を認める決定をし、代理人が保釈保証金500万円を納付した。現在も精神的に不安定な面があるとの見方が強く、しばらくは関係者が用意した都内の住居で生活するとみられる。

　保釈について石塚氏は「起訴されているから裁判所があるというのは大前提。ただ、ずっと身柄を押さえるていなければならないほどではないから、出たいと言えば出られますよというのを裁判所が認めた」と解説。「裁判が始まりますから、どういう事情で、言っていたことが本当なのかどうか含めて、裁判で争われるということになっていく」と見通した。

　事件の発端になったとみられるパワハラやセクハラ疑惑報道を巡っては、事務所側が「そのような事実は出てきていない」としているが、本人の説明はなされていない。石塚氏も「パワハラの報道が真実に近かったとすると、分かりませんけど、まだそれに関して猿之助被告はそうだとも、ここが違うとも正しいとも間違っているとも発言をされていない」と指摘。「本当にあったとすると、パワハラの方の被害者もいらっしゃるので、そこがうやむやになっていいのか？というのはちょっと逆に思いますね」と、自身の見解を口にした。