京都を拠点に活動している劇団「ヨーロッパ企画」の25周年ツアー「切り裂かないけど攫い(さらい)はするジャック」(9月14~17日=京都府立文化芸術会館、10月20~22日=シアター・ドラマシティなど)の製作発表が1日、大阪市内で行われた。
19世紀のロンドンを舞台に、謎の怪人ジャックが巻き起こす騒動を描くミステリーコメディー。代表で脚本・演出の上田誠(43)は「初のミステリーなんで、時間はかかっていますが面白そうなタイトル、と思っています」と胸を張った。後半の展開を最近知ったという旗揚げメンバーの諏訪雅(46)は「25周年の集大成でも何でもないやん。“何これ?”という展開で逆に安心しました」とアピールした。
同劇団は1998年(平10)に同志社大の演劇サークルで結成。最近では上田が映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の日本語版脚本を制作するなど、個々で活躍している。