猿之助被告「精神的には、まだ復帰は難しい」 保釈時の様子から専門家が心理分析
2023年08月02日 05:09
芸能
佐藤代表は、おじぎの長さと所作に注目。猿之助被告は、まず正面に向かい5秒頭を下げた。その後、1カ月余り勾留された原宿署の建物の方を向き、上層階を見上げた後、2秒ほどおじぎをした。
「謝罪のおじぎであれば、もっと長く腰を折って頭を下げる場合が多い。猿之助さんは、それほどでもなかった」と佐藤代表。さらに「建物を見上げた目線は、舞台の2階、3階席に目を配るような高さ。これは、ずっと繰り返してきて、役者の習性として身についたおじぎ」と指摘。車までの歩き方も「花道を歩くように胸を張っている」とし、「謝罪だからもっと深くおじぎしようか、肩を落として歩こうかなど、彼にとっての“演技”ができなかったのではないか。ただただ身についた習性の動作が出た」と分析。「それほど精神的に余裕がない状態なのでしょう」とした。
猿之助被告の髪は勾留中に伸びていたが「事件前は、生え際のM字の年相応に薄くなった部分を前髪で隠していたが、今回はそれを隠すこともしていない」と、髪形にも“余裕のなさ”がうかがえたとした。猿之助被告の今後について「体に染みついた動作で、技術的にはいつでも復帰できるが、精神的にはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか」との見方を示した。