「どうする家康」注目の家康側室・阿茶局役は“遅咲き”松本若菜!“殿”松潤「心強く」松本姓また増えた

2023年08月03日 12:01

芸能

「どうする家康」注目の家康側室・阿茶局役は“遅咲き”松本若菜!“殿”松潤「心強く」松本姓また増えた
NHK大河ドラマ「どうする家康」に阿茶局役でレギュラー出演することが決まった松本若菜 Photo By 提供写真
 昨年“遅咲きのブレイク”を果たした女優の松本若菜(39)が放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に主人公・徳川家康の側室・阿茶局(あちゃのつぼね)役でレギュラー出演することが決定し3日、番組公式X(旧ツイッター)で発表された。大河出演は家康の母・於大の方役を演じた2020年「麒麟がくる」以来3年ぶり2回目。主演の嵐・松本潤(39)は共演者・スタッフから「殿」の愛称で呼ばれるが「実際に対峙させていただいたら本当に殿に相応しい出立ちで、とても心強く感じました。松本潤さんと私のように、出演者で同じ姓の方が何人もいらっしゃいます。何人いるかクレジットで探してみるといった裏の楽しみ方もありますよ(笑)」とコメントした。
 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本潤は大河初主演となる。

 阿茶局のキャッチフレーズは「側室にして同志、信頼厚きパートナー」。武芸をたしなみ、徳川家康(松本潤)が数々の戦にも連れていく、美しさと才覚を兼ね備えた側室。もとは武田家臣の娘。2代将軍・徳川秀忠の後見役も務め、豊臣家との最終決戦の際には重要な交渉役を担う。

 役柄について、松本は「私の印象としては、強くて家康に深い愛情を持っている女性です。家康亡き後も後継人を任されるほど、家康そして徳川家からの信頼が厚く、才覚があるところにフォーカスが当たりがちですが、それだけではなく、家康を側室として支えた阿茶局の多彩な表情を深い想いで演じたいと思っています」と意気込み。

 「雲光院」の名でも知られ、過去の大河においては81年「おんな太閤記」で篠ひろ子、00年「葵 徳川三代」で三林京子、16年「真田丸」で斉藤由貴らが演じた。「今でも語り継がれるほどの魅力の多い女性で、歴史好きの方に人気があることは私の周りからも耳にします。当時も憧れを持つ人は多かったのかもしれませんね。ハッキリとした男性社会の中で家康と戦を共にするほど信頼があり、地頭の良さを持ち、側室であり側近でもある当時には珍しい、今で言うところのバリキャリ(バリバリ働くキャリアウーマン)な女性というイメージです」と解釈を明かした。

 古沢作品については「どれも中毒性の高いものが多い気がします。現に私もその1人で、点と点が線になっていく過程がとても好きです」とし、今作は第18話「真・三方ヶ原合戦」(5月14日)が特にお気に入り。「甲本雅裕さん演じる夏目広次の伏線が回収された時の震えと感動を思い出すと、何度でも見返したくなります。やはり中毒性が高いです(笑)」と振り返った。

 途中参加となったが「オンエアで見ていた『どうする家康』と(自身の)クランクインの時の『どうする家康』の時差がかなりあり、背景やキャラクターの強さや想いが全くの別物になっていました。そのギャップを埋めるのに、たくさんの映像や資料を見て、自分のイメージと現場の温度感を擦り合わせていく作業がとても楽しく、やりがいを感じております。阿茶局として精いっぱい生きたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします」と張り切っている。
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