中村獅童 2013年に急逝した母への思い語る「今となってはそんなありがたいことはない」
2023年08月05日 14:09
芸能
弟子もお付きもいなかったため、裏方仕事はすべて母が担ってくれ、付き人として舞台公演にも帯同してくれていたという。陽子さんは伏見出身。親子でもよく訪れていた飲食店を訪れた獅童は「知らない人とかにも“うちの獅童よろしくお願いします”って、(店の)お客さんとかでも頭下げてたから」と回顧。「そういうのは恥ずかしいから。“よろしくお願いいたします”なんて言われて、劇場に見にいらしても、群衆みたいな役ばっかりだから悪いし」と当時の心境を振り返った。
ただそれでも「今となってはそんなありがたい(ことはない)」としみじみ。「支えてくれたんだなって、亡くなってから本当に思うことですよね。ずっと30歳過ぎるまでほとんど並びの役が多かったんで、いつかいつか、っていうのを夢見ながら」と語った。