中居正広　仕事へのモチベーション語る「番組終わったら職をなくすスタッフも。自分のために…は限界が」

　タレント中居正広（50）が、4日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」（金曜後8・57）にMCとして出演し、自身の仕事へのモチベーションについて思いを明かした。 　この日はタレントのホラン千秋をゲストに迎え、その半生を振り返った。女優を目指したが、10年以上も不遇の時代を経て、トーク力を武器にするタレントへ大きく舵を切った。苦しい時代を振り返り、ホランは「心が疲弊してくると、私、何のために仕事してるのかな？とか、誰のために仕事してるのかな？って、心が疲れすぎちゃうことがあったんですよ」と告白。その上で中居に、「中居さんもおそらく人のために仕事をしていると、最初は夢を持ってこの世界に入ってきているけど、自分のためだけに働くってところから、手が離れちゃう瞬間ってあると思うんですよ。“誰のために何のために働いているんですか？”って聞かれた時、何て答えます？」と尋ねた。

　中居は「う～ん、何だろう」と考えた末、「金スマ」スタッフを例に挙げて答えた。「よくよく考えると、この番組って、この番組しかやってないスタッフもいるんですよ。この番組が終わったら、職をなくすスタッフもいるんですよ。自分の会社のスタッフもいますけど、番組で、その番組に懸けている人たちがいる限りは、自分のためだけにやるというのは限界があると思う」。仲間への熱い思いを口にしつつ、「自分のためにやる仕事は。でもどこかで、そういう人たちの（ことは）、ずっと頭の中にあるかもしれない。この番組をやることで、生計を立てているスタッフもいるんだとか」と続けた。

　純粋に自分のためだけの仕事は「あまりない」という。「だって、お金だってすごいあるでしょう？」とジョークを挟むと、陣内智則からは「分かった分かった」とツッコミが入り、笑いが起きた。しかし、その後「お金のためじゃないと思ったところから、スタートなのかなと思ったりしますね。仕事へのアプローチも変わってくる」と、再びまじめな表情で語った。

　ホランが「私はまだそのバランスを見つけている感じなんだろうと思います」と答えると、中居は「もしかして、お金のため、お家を建てるためかもしれないし、欲しいもののため、家族のためになるかもしれないし。それって全然、僕はブレてもいいと思います」と、ホランにアドバイスしていた。