日大、大麻使用申告部員への対処が明暗? 弁護士「ブツなければ事案にならないと認識した可能性」

2023年08月09日 15:33

芸能

日大、大麻使用申告部員への対処が明暗? 弁護士「ブツなければ事案にならないと認識した可能性」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 弁護士の亀井正貴氏が9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、日大アメリカンフットボール部員の北畠成文容疑者(21)が寮で覚醒剤と大麻を所持していた容疑で逮捕された事件を受け、8日に日大が開いた会見についてコメントした。
 酒井健夫学長は会見で、昨年11月の調査で、同7月に大麻を使用したという部員がいたが、立証できないことから厳重注意に留めたと説明した。この処遇に、亀井氏は「内々で話をしようとする意図が見えますよね。この事案では、ここが分水嶺、大事なポイントなんですね」と疑問視した。

 その後、結果的には大麻だけでなく、覚醒剤所持の疑いで逮捕者を出す事態になった。亀井氏は「ここを厳正に対処していなかったから、学生らはたとえばですが、“ブツがなければ事案にはならない。結局、なあなあで終わってしまう”可能性を認識した可能性がある」と指摘。「むしろ、ここでこの自己申告した者に対して、かなり厳しいヒアリングをした上で、広がりとか入手の関係とかを緻密に調査しておくべきだった。この分水嶺を間違えたところが第1回目の失敗だったと思います」と自身の見解を語った。

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