桑原和男さん、新喜劇後輩が悼む　間寛平「兄さんの分もみんなで…」池乃めだか「残念で仕方ない」

　老衰のため10日に87歳で亡くなった吉本新喜劇の俳優で、おばあさん役などで活躍した桑原和男（くわばら・かずお、本名九原一三＝くはら・かずみ）さんの訃報から一夜明けた11日、新喜劇の後輩らが吉本興業を通じてコメントし、故人を悼んだ。 　桑原さんの座長時代に座員だった新喜劇GMの間寛平（74）は「何も怒らない。好きなようにさせてくれました。桑原兄さんも好きなようにやるし、マイペースな人でした」と当時を回想。「これからは桑原兄さんの分もみんなで頑張っていきたいと思います」と誓った。7歳年下で現役の大ベテラン、池乃めだか（80）は「一日でも長く生きてほしいと願っていましたが残念で仕方ないです」としのんだ。

　元座長の内場勝則（62）は「また一人、吉本新喜劇のレジェンドが遠くへ逝かれました。舞台にこだわり続けた本当の喜劇役者。寂しいですが笑ってさよならと言います」とコメント。同じく元座長の川畑泰史（56）も「売れようと思ったことは一回もない、ただ笑いが好きでお芝居が好きなだけでやってきた」という故人の言葉が好きだったとし「皆で受け継いでいきます」と誓った。

　通夜はこの日、神戸市内でしめやかに営まれた。葬儀・告別式はきょう12日に近親者で行われる。