浅香唯　芸能界入りのきっかけは…“当時はレア”な副賞目当て　受賞後は「どことも契約せず」

　歌手でタレントの浅香唯（53）が12日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン　ザ・ラジオショーサタデー」（土曜後1・00）に出演し、芸能界入りのきっかけを語った。 　番組内で「サンドウィッチマン」の富澤たけしから芸能界入りのきっかけについて聞かれると、浅香は「スカウトオーディション」が始まりであると回答。「少女コミックに『シューティングスター』っていう漫画があって、その中に浅香唯っていうアイドルの女の子がいるんですよ。その浅香唯を実際に探そうっていう企画の中で、浅香唯賞をいただいて私は浅香唯としてデビューしました」と説明した。

　しかしオーディションを受けた理由は「浅香唯賞の商品が欲しくて。副賞の真っ赤なラジカセが欲しかったんです。当時ラジカセっていうと黒とかシルバーが主流だったんですけど、私は真っ赤なステレオを初めて見て。ダブルカセットのステレオバージョンなんです。見たこともなかったので」と打ち明けた。
　
　また、審査では「『どうしてこのオーディション受けたんですか』って聞かれると『ちょっとラジカセが欲しくて受けに来ました…』」と正直に話したという。

　理由を聞いた審査員は大爆笑だったと話し、「4次審査くらいあったんですけど全部それアピールして。準決勝くらいから置いてあるんですよ、ラジカセが目の前に」と笑いながら明かした。

　さらにオーディションには浅香唯賞とは別にグランプリ・準グランプリがあったといい、「メインはそっち（グランプリ）なんですよ。そっちは賞金が出てステレオ何台も買えるくらい。でも私はステレオが欲しかった。芸能界入るつもりもなくオーディションを受けちゃったんでステレオ持ってどことも契約せずに宮崎に帰りました」と浅香唯賞にかけた思いを振り返った。