関ジャニ∞・安田 脳腫瘍手術後初めて海に入り涙…「自分にとって大切であり必要」「忘れる必要ない」

2023年08月12日 16:14

芸能

関ジャニ∞・安田 脳腫瘍手術後初めて海に入り涙…「自分にとって大切であり必要」「忘れる必要ない」
関ジャニ∞・安田章大 Photo By スポニチ
 関ジャニ∞の安田章大(38)が11日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(金曜後11・00)にゲスト出演。17年に受けた脳腫瘍の手術後初めて挑戦したことについての思いを語った。
 安田はVTRで、24歳の時に訪れたという中米の国ベリーズを再訪した。かつて訪れた理由は年間150本潜るほど好きだったというダイビングをするためだったとした。

 現在は「僕自身、ここに来れた14年前と、今が現状が全然違うから。自分の体のこともそうだし、考え方も違うから」と告白。6年前の2017年、脳腫瘍の一種「髄膜腫」を発症。手術は成功したものの、光過敏という後遺症に悩まされ、サングラスが手放せなくなった。気を失う可能性があるため、ダイビングをあきらめ、海にも近寄らなくなったという。

 海に潜れないと知った時の思いについて「考えられないぐらいの絶望ですね。絶望は今でも絶望なんで消えないと思います」と明かし、「できてたことができなくなるってやっぱりどうしても複雑で、自分自身を許せるタイミングって言うのがなかなかない気がしてて。それをその土地で改めて自分で自分に向き合って自分と会話をして、悩んだままでOKっていうのを言ってあげるっていうのをできたらいいなと思いますけどね」と語った。

 そんな中で安田は「自分がこうやって怖い中で向き合うことで、皆さんにとってもためになってほしいなと思ってて。自分のきっかけが誰かのきっかけになってくれたら凄くいいなと思うんですよ」と語ると、「ダイビングはね、やっぱり圧もかかったりしてなかなか難しかったりしますけど、手術して以来、見たことのない海にインしてみようかな、なんて思ってみてはいますけど。より海が奇麗に見えるんじゃないですか」と決意した。

 スタジオでMCの今田耕司から「大丈夫なの?入って」と聞かれた安田は「いや、まあ、ダイビングはダメですけど、自分に無理のない、スイムぐらいであれば、やってもいいんじゃないかと」と説明した。同じくMCの中条あやみが「『アナザースカイ』に行くって決まった時から海に入るっていうのは決めてたんですか」と尋ねると、安田は「いや、揺れてましたすっごい。でも、入りたいって思いません?あんな奇麗な海やったら」と笑顔で話した。

 そうしてVTRでは前回訪れた際に潜ったというダイビングスポットにも行き、「ええですね。潜りたいわ」と話したが、離島の浅い海でシュノーケリングを楽しむことに。前日には「ワクワクドキドキっていうのが凄いあるかな。入りたいとか浸かりたいってやっぱ思うけど、怖いなっていう…。好奇心と恐怖心って似てて、だから、少なからず怖さはありますよね」と告白。「(海に)入れたタイミングって絶対あったんですよ。けど入らなかったんですよね。人に迷惑かけるのも嫌やったし、自分もどうなるか分からへんし、でも入りたいってやっぱ思った、ベリーズに来ると」と打ち明けた。

 翌朝、美しい海にウエットスーツにTシャツ姿で入ると、「気持ちいいー!ええなあ、いけそうですわ」と笑顔。シュノーケリングを満喫すると、「メッチャ気持ちいい。こういうことかもな…。やっぱり海が自分にとって大切であり必要なんですね。水面からやっぱり見てるのとね、水中から見てる景色ははるかに違うくて」としみじみと話した。

 「それこそ入る2日前とかはいろいろ考えたけど、入ったらもうこっちのもんやな。ダイビングできひんけど、ダイビングしたいと思ったもん。したいと思うのはいいんでしょうね、できなくても。そのしたいと思う感情がその人を元気にさせたりするんやろうなって思った。だから忘れる必要ないんでしょうね、無理にね」と語った。

 結局海には42分も入っており、海から上がると、船の上で「凄い、涙が…。何でなんでしょうね。良かった…。酒がうまそう」と涙ながらに話した。

 その後、安田は「やっぱ好きやなってことに気づきましたね。好きというだけじゃなく、自分の体の中に成分表というものがもしあるとしたら、海というものが凄く自分の体を占めてんだなっていうふうに思いましたね」と明言。「それ、今だからこそ気づけるけど、足りてると信じさせてたとか、足りてると言い聞かせてたっていうのが答えかなと思いましたね」と続けた。
 
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