栗山英樹氏　「見せたくないんですよ、本当は」　500ページ超「栗山メモ」公開決めたワケ

　侍ジャパン前監督の栗山英樹氏（62）が、13日放送のNHK総合「プロ野球　マジックの継承者たち　Ⅱ　『WBC　栗山英樹監督』」（後10・00）に出演。侍監督就任から1年5カ月にわたって書き続けたノートを公開した。 　「自分で言えば“栗山メモ”かな。ノートというよりメモ。気が付いたことを、細かく書くわけではなく」とその時々の思いをしたためてきた。

　米国との決勝では、エンゼルスの大谷翔平投手がクローザーとして登板。最後はトラウトを空振り三振に仕留めて世界一を果たし「ああ、物語が完成する」「夢のエンディングはイメージ通り、最高のものとなった」とつづっている。

　また日本中が注目した戦いの渦中では「逆算から戦いのイメージを持つ」「野球の持つ本質に四球というものが大きく関わっている」「勝つためには誰にも遠慮があってはいけない」などと心境が記している。

　「見せたくないんですよ、本当は。ただ、あれだけWBCを応援してもらう中で、自分が感じたり考えたりすることとリンクするものの中で次の世代が生かしてもらえるものになるのであれば」と後世への思いを込めて、500ページを超えるメモを公開することを決めたと真意を語った。