「らんまん」美作の嫌み再び、ネクタイに…田邊教授ヤケ酒 ネット心配も聡子が毅然「逞しく」女学校廃止
2023年08月16日 08:15
芸能
朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。
第98話は、留学先のアメリカから帰国した佑一郎(中村蒼)が十徳長屋を訪れ、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)は無事の帰国を喜ぶ。佑一郎の仕事は順調だったものの、人種差別を目の当たりにしたと述懐。草花に一切優劣をつけない万太郎の姿をあらためて称える。一方、暗殺事件により恩師・森有礼を亡くした田邊教授(要潤)の元に突如、女学校廃止の報が…という展開。
「時代の風向きが変わろうとしていました」(語り・宮崎あおい)
聡子(中田青渚)がネクタイを選んでいると、官報が届く。目を通した田邊は「どういうことだ」「聞いていない。何も知らない。文部省に行ってくる」。門を出ると、記者が待ち構えていた。
「森有礼大臣を失った文部省は、学校制度改革の名目で女学校を突然に廃止したのです」(語り)
東京大学の廊下ですれ違った動物学教授の美作(山本浩司)は「田邊さん、珍しい。今日はこちらにいらしたんですね。ああ、女学校の仕事がなくなったんでしたか」と再び嫌み。懇親会を途中退席した田邊のことを、総長が気にしていたと告げた。
田邊は「くだらない時間でしたので」。美作は「だからといって態度に出しすぎなんですよ」と歩み寄り「これは純粋に疑問なんですがね、なぜあなたは、自分だけがそんなに偉いとお思いなんですか」と田邊のネクタイを直した。田邊が何も言わずに立ち去ると「派手なネクタイだ。女学校用だな」――。
自宅。田邊は洋酒を浴びるように飲む。聡子は「旦那様、これ以上」「いいえ」「なおのこと、お持ちできません」。田邊は「聡子!」と声を荒らげた。
SNS上には「ヤケ酒もあおりたくなる田邊教授」「ここぞとばかり美作」「何気に核心をついた美作」「田邊教授、自業自得のところもあるんだろうけど、色々と足を引っ張られるねぇ」「美作ー!聡子さんが選んだ素敵なネクタイに手をつけるな!」「聡子さん、強くなったわね」「聡子さん、逞(たくま)しくなった」などの声が上がった。
万太郎と対照的な田邊教授はどうなる?