辛坊治郎氏 新幹線運行問題で三たび持論「雨に強いようにシステム改築とか改修とかできないの?」

2023年08月17日 16:46

芸能

辛坊治郎氏 新幹線運行問題で三たび持論「雨に強いようにシステム改築とか改修とかできないの?」
辛坊治郎氏 Photo By スポニチ
 キャスター辛坊治郎氏(67)が17日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、新幹線の運行問題について3日連続でコメントした。
 16日朝に静岡県での大雨を受け、東京―博多間が運転見合わせに。その後、徐々に運転は再開され、夜通し運転も実施されたが、30万人の足に影響があった。17日も始発から遅れや運休が発生するなど、ダイヤが大きく乱れた。

 辛坊氏は、鉄道ファンで知られる飯田浩司アナウンサーに「今これだけ100年に1度の豪雨とかみたいなものは、地球温暖化の影響なのか分からないけど、豪雨、増えてますよね?豪雨のたびにこれだけ止まったら、“自然災害だから”でいつまでも我慢してられないわけで」と自身の思いを吐露。「だったら、雨が降る時代なんだから、もうちょっと雨に強いようにシステム改築とか改修とかできないの?」と疑問をぶつけた。

 飯田アナが「構造物の強度(強化)とか、いろいろやって、規制値を下げたりとかはやっているんですけど、追いついていかないというね」と解説すると、辛坊氏は「追いついていかないじゃ済まないと思うよ?」と問題を指摘した。

 また辛坊氏は阪神大震災後、東京―大阪を結ぶ新たな高速道路の建設案が持ち上がった際に言及。「“何で作るんですか?”って聞いたら、“阪神・淡路大震災みたいな大きな地震が起きた時に、単線1本じゃあ、つぶれたらバックアップの道路が必要でしょう?”という説明だった。みんな納得してたんですけど、俺、納得いかねえなと。だったら、今ある1本を地震で壊れないように作れよと。地震が起きたら壊れる前提で作ったら、そこ走っている車がみんな下に落っこちて死ぬじゃないかと。新しい道路を作るよりも、今ある道路を壊れないようにするのが先じゃねえか?と」と、持論を展開した。

 また、話は建設中のリニアモーターカーにも。「できれば生きている間に乗ってみたい」としつつ、「これだけ雨で簡単に止まるということになると、公共交通機関としての役割を果たせてないわけだから、そこをまず何とかするのが先じゃねえか?」。新交通手段より、現役路線の強化を優先すべきとの見解を示した。

 辛坊氏は15日の放送で、新幹線の計画運休に「本当に止める必要があるようなお天気の状態ならみんな止めることには同意なんですけど、ちょっと…簡単に止めすぎなんじゃないの?」などと発言。16日にも運行可否の基準に雨量計のデータが使われていることに触れ、「JRが判断するわけだけど、それが科学的に…土木工学的と言うべきか、適切なのかどうかは、任せずに誰かが調べるとか、検証するとかしないといけないんじゃないの?」と、自身の考えを披露している。
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