日大違法薬物事件 2度目の家宅捜索の狙いはスマホか 専門家「薬物の流れが出てくる場合が」
2023年08月22日 19:12
芸能
別の部員の関与については、大学側が独自に行った調査では一切出てこなかった。大学の調査について、吉川氏は「あくまでも任意。任意の中でも相手に対して事情を聴くというレベルなんですね」と説明。「警察が入った時には、捜査に行かなくても、警察の調査であっても、ポイントを突いてどんどん聴くわけです」と、その違いを解説した。
最初の家宅捜索から19日がたっており、吉川氏は「証拠品はほぼ、ほとんどのものがなくなっていると言ってもいい」と見通しを語った。「ただ、今回の捜索差押えの容疑に、容疑者の名前が何人か出ていると思いますが、その人たちのスマートフォンだったり、通信機器を押収することによって、薬物の流れが出てくる場合があります」と、捜査進展へ重要な押収物がある可能性も指摘した。
このタイミングでの再捜索について、吉川氏は北畠容疑者の拘留期限との兼ね合いを挙げた。「北畠容疑者の拘留期限があるんですが、26日ごろだと思います」。送致の日付によって多少、前後するとしながらも、「起訴になるか釈放になるか、その間際に警察としては今回の捜査を行った」と、警察側の意図を推測した。