古舘伊知郎 スポーツ実況での“一人称喋り”の元祖実況とは?「俺らの時代から大きく変わった」

2023年08月22日 20:02

芸能

古舘伊知郎 スポーツ実況での“一人称喋り”の元祖実況とは?「俺らの時代から大きく変わった」
古舘伊知郎アナウンサー Photo By スポニチ
 フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が、22日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。自身がスポーツ実況していた時代から大きく実況のフェーズを変えたアナウンサーについて話す場面があった。
 この日は、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の公式実況で日本プロ麻雀連盟の日吉辰哉をゲストに招いて“実況”をテーマに対談した。古舘は日吉の熱血実況に惹かれ、どうしても会ってみたいというところから今回の対談が実現した。

古舘は日吉が「Mリーグ」の選手入場での、セリフを用いて選手を表現する“一人称喋り”の選手紹介を高く評価。「麻雀でこんなにもフィットするのかと思って、俺は日吉さんから教わった」と感謝した。

 日吉はセリフを用いて選手を表現する“一人称喋り”は自然にできるようになったという。それを聞いて古舘は「“一人称喋り”の元は知らないで自然でやり出したんだ。“一人称喋り”のやり方を、この人がやり出したという正確な裏取りは出来てないけど、元祖ぽい男は知っている。それはフジテレビの三宅」とセリフを用いて選手を表現する“一人称喋り”の実況の元祖的な存在はフジテレビの三宅正治アナウンサーと明かした。

 「昔も俺の代もどんな風にずっとやってたというと、一人称の鉤括弧はいっぱいあるんですよ。私がその人を取材したところから鉤括弧ですってやってたんですよ。鉤括弧は自分の喋りの中に入ってくるんです。でも三宅くんは言い切りなんですよ。これを彼が定着させたんですよ。初めは抵抗はあったと思う」と三宅アナの実況について分析した。

 その話を聞いて日吉は「僕、総合格闘技が大好きでPRIDEのヲタクだったんですよ。全部が大好きだったので、(三宅アナの実況のやり方が)ひょっとしたらどこか奥底にあるかもしれない」とセリフを用いて選手を表現する“一人称喋り”が自然とできるようになったことに納得した。

 最後に古舘は「実況界で、俺らがやらせてもらった時代からパンっと大きくフェーズ変わって三宅喋りになったんですよ」と説明した。
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