林家木久扇「笑点」卒業 元祖おバカキャラの「黄色のおじさん」ラーメンブームも巻き起こした

2023年08月27日 19:24

芸能

林家木久扇「笑点」卒業 元祖おバカキャラの「黄色のおじさん」ラーメンブームも巻き起こした
「24時間テレビ46」内で来年3月に「笑点」を卒業すると発表した林家木久扇(C)日本テレビ Photo By 提供写真
 落語家の林家木久扇(85)が27日、日本テレビ系「24時間テレビ46」(26日後6・30~27日後8・54)内の「笑点」に出演し、来年3月をもって同番組を卒業すると発表した。
 司会の春風亭昇太から振られた木久扇は「私、林家木久扇は、来年の3月をもって笑点を卒業したいと思います」と発表。「どういうことかというと、芸というものは次の世代にバトンタッチしなくてはいけません。私の座布団の芸も、新しい人にバトンタッチします」と理由を説明した。

 69年に「笑点」大喜利レギュラー入りし、55年の歴史にピリオドを打つことになった木久扇。黄色の着物で天然キャラをさく裂させ「黄色のおじさん」として親しまれた。

 自他ともに認める「おバカキャラ」。77年に大喜利で「いやんばか~んうふ~ん そこはお乳なのあはん」という謎のおバカソングを披露したことがウケて78年にシングルレコード「いやんばか~ん」を発売。これが10万枚を超えるヒットに。昨年は、バカの素晴らしさとバカの効能を伝えるとして「バカのすすめ」を出版した。

 落語家としての活動のほかにラーメンブームを巻き起こした人ともいわれている。1982年に横山やすしとともに「全国ラーメン党」を結成した。前年の81年に著書「なるほどザ・ラーメン」を出版。「ページが余った」として「全国ラーメン党結成!党員募集 会長・林家木久蔵。副会長・横山やすし」と書いたところ、入党申し込みや問い合わせが多数寄せられたことで実際に結成。「木久蔵ラーメン」を販売するなどした。大喜利でも「ラーメン」が“鉄板ネタ”でもあった。

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