古市憲寿氏 中国からの迷惑電話に「中国のほとんどの人は冷静だと思う。一部が迷惑行為をしているだけ」

2023年08月28日 09:14

芸能

古市憲寿氏 中国からの迷惑電話に「中国のほとんどの人は冷静だと思う。一部が迷惑行為をしているだけ」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 社会学者の古市憲寿氏(38)が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出後、中国国内では日本人学校に石や卵が投げ込まれ、日本では中国の国番号「86」で始まる迷惑電話が相次いでいることに言及した。
 中国は日本からの水産物輸入を全面的に停止するなど海洋放出に強く反発。海洋放出に伴い反日感情が拡大し、日本製品の不買が呼びかけられた。訪日団体旅行は予約キャンセルが続出。対日世論は急速に硬化し、日中関係の冷え込みは必至な状況になっている。

 中国は日本からの水産物輸入を全面的に停止するなど海洋放出に強く反発。当局は交流サイト(SNS)への反日的な投稿を容認しており、過去に起きたような暴力的な反日デモ発生への懸念が高まっている。

 古市氏は「中国は人口が多いですからね、ほんの一部の人がこういうことをやっただけでも日本からしたら多いなと思っちゃうと思うんです」と言い、「日本でも寿司ペロ動画とか迷惑系ユーチューバーとかいますけど、あれと同じで、中国のほとんどの人はある種、冷静だと思うんですね。一部の人が迷惑行為をやっているだけで、これが中国人の総意だと思う人はいないと思うんです。ただ一方である種の経済的な冷戦みたいなものが米国や日本側と中国側で始まっていて、そこで日本企業、日本政府は中国とどれくらいの距離感で付き合っていくかってことは、むしろこれからの課題」と自身の見解を述べた。
【楽天】オススメアイテム