東国原英夫氏 大麻問題で私見「日本は分岐点に立っている」 海外では合法化進む一方厳罰の国も

2023年08月28日 16:43

芸能

東国原英夫氏 大麻問題で私見「日本は分岐点に立っている」 海外では合法化進む一方厳罰の国も
東国原英夫氏 Photo By スポニチ
 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(65)が28日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に出演。大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された俳優・永山絢斗被告(34)の初公判がこの日、東京地裁で開かれたことを受けて、大麻に対しての私見を語った。
 検察側の冒頭陳述や永山被告の供述調書によると、初めて吸ったのは中学2年の夏で、音楽イベントにて先輩に勧められたという。その際には気持ち悪くなり、その後吸引していなかったが、18~19歳ごろに酒席で友人に勧められ、使用を再開。以降は安眠できるとして継続的に使用した。

 永山被告は起訴内容について間違っている部分があるか問われ、「ありません」と認めた。検察側は大麻への依存性が認められるとして懲役6月を求刑。判決は9月1日に言い渡される。

 東国原氏は「こういう薬物事件があるたびに思うんですが、日本は法治国家なので法律を守らなければならない。薬物は禁止されているので日本人である以上守らなければならない。これは大前提」と前置きし、自身の考えを披露。

 「でも、世界を見ると大麻に対して合法化している、アメリカは十数州、カナダもそうですし段々合法化していくわけです。片やシンガポールとか大麻で死刑という国もある」と各国の動向に触れ、「そのグローバル全体で見た時にどこでバランスを取るのかっていうのを僕はいつも注視している」と続けた。

 そして「日本は薬物に対して厳罰化していくのか。例えば大麻だったら所持、使用、あるいは一発で実刑にするのか。あるいは緩めていくのか、世界の潮流のようにですね。そういう分岐点に立っているのではないかと思う。日本の世論と司法は今後どういう判断をしていくのか、私は興味深く見てますね」と語った東国原氏。自身は大麻使用に対して「絶対反対の立場」としつつ、「世界の潮流を見たときにこれから日本はどうやって進んでいくんだろうなと」と見解を述べた。

 司会のフリーアナウンサー石井亮次が「合法化している国は地下に潜ってしまうから、合法化してということですか?」と聞くと、東国原氏は「カナダなんかはそうです。地下に潜ってしまうより、合法化してそこから税収を得たほうが管理しやすいという考え方です」と解説した。
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