藤井聡太叡王に「空気階段」鈴木もぐらが感謝「大活躍があって将棋部が復活しました」

　将棋の第8期叡王就位式が28日、東京都港区の明治記念館で行われ、藤井聡太叡王（21）＝王将、竜王、名人、王位、棋王、棋聖含む7冠＝に就位状などが授与された。 　藤井叡王は4、5月に行われた5番勝負で菅井竜也八段（31）と対戦。2勝1敗で迎えた第4局では2度に及ぶ千日手の激闘を制し、3連覇を達成した。謝辞では「振り飛車党とのタイトル戦は初めてで、新鮮な気持ちで対局を迎えることができました」と回顧した。式にはアマ二段の実力で知られる、お笑いコンビ「空気階段」の鈴木もぐら（36）もゲスト登壇。高校時、将棋部に入ったが人数が少なく廃部になったという思い出を披露。「藤井叡王の大活躍があって将棋部が復活しました」と感謝した。降壇時にズボンを下ろして駒柄のパンツ姿になるギャグなどを披露し、藤井が笑いをこらえるシーンもあった。

　31日には前人未到の全8冠制覇に挑む王座戦5番勝負が始まる。永瀬拓矢王座（30）との対決を前に、つかの間の祝賀ムードを味わっていた。（我満　晴朗）