玉川徹氏 西武池袋労組のスト、労組の存在が賃金を押し上げるデータ示し「日本の労組は闘わないできたが」
2023年08月31日 08:53
芸能
売却計画は昨年11月に発表。米ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが連携する家電量販店ヨドバシホールディングスが西武池袋本店に大規模出店する計画も判明し、労組は「主要テナントが撤退する」などと反発した。今月28日、経営側にストを事前通知。30日午前まで交渉したが、売却に向けたセブン側の方針が変わらないと判断し、スト実施を決めた。
玉川氏は、スト実施について「苦渋と言うか、60年以上ストが行われなかったということの方が驚きという感じですね」と言い、ストなどによる労働損失日数は米国が年間約150万日、英独は約20万日、日本は1388日という日経新聞に掲載されたデータを示し、「全然違う。それだけ日本以外の国ではストが行われているということ。1回減るような傾向も、だんだんまた最近増えているということ」と指摘。米国の財務省が労組の存在が賃金を10~15%押し上げているとしていることも示し、「日本の労組は闘わないできたんですけど、これをきっかけに変わる可能性があると本当に思いますね」と自身の見解を述べた。