渡辺九段　王座戦に注目「ふたを開けてみないと分からない」　王将戦挑戦者決定L返り咲き

　将棋の第73期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）の2次予選は30日、東京都渋谷区の将棋会館で3組の決勝が行われ、先手の渡辺明九段（39）が横山泰明七段（42）を123手で下し、前期陥落した挑戦者決定リーグに返り咲いた。わずか1期での復帰に「大きなことは言えませんが、挑戦権を狙いたい」と力を込めた。 　これで藤井王将への挑戦権を懸けた同リーグ7人の顔触れが出そろった。序列1位は前期挑戦者の羽生九段、以下、豊島九段、永瀬王座、近藤七段と前期リーグ成績4位以内に入った棋士が予選を免除されている。リーグは9月下旬ごろ開幕し、11月まで総当たり戦が行われる。

◇第73期王将戦挑決リーグの顔触れ◇

（1）羽生善治九段　5期連続31期目

（2）豊島将之九段　8期連続14期目

（3）永瀬拓矢王座　4期連続4期目

（4）近藤誠也七段　3期連続4期目

（5）渡辺　明九段　15期連続15期目

（5）菅井竜也八段　初参加

（5）佐々木勇気八段　初参加

※数字は序列、羽生九段は王将12期、渡辺九段は王将5期