東出昌大 無精ひげたくわえ「福田村事件」舞台あいさつ登壇「負の遺産というか…」映画人としての使命語る

2023年09月01日 15:53

芸能

東出昌大 無精ひげたくわえ「福田村事件」舞台あいさつ登壇「負の遺産というか…」映画人としての使命語る
映画「福田村事件」の舞台あいさつに登壇した東出昌大 Photo By スポニチ
 俳優の東出昌大(35)が1日、都内で行われた映画「福田村事件」の舞台あいさつに出席。作品への思いを語った。
 ABEMA「世界の果てに、ひろゆき置いてきた」で、実業家・西村博之(ひろゆき)氏とのアフリカ旅が話題になっている東出。この日は、口周りに無精ひげをたくわえ、キャップを後ろに被り、白いTシャツ、黒っぽい半ズボンにサンダルのラフな姿で登壇した。

 「福田村事件」は、1923年9月1日の関東大震災から5日後、千葉県東葛飾郡福田村の村人100人以上により、香川から訪れた薬売りの行商団15人の内9人が殺された事件。映画では、なぜこの虐殺が行われたのか、実話に基づき歴史がつまびらかにされる。

 本作に出演するにあたり「この企画のお話をいただいたときに、プロデューサーの荒井晴彦さんが、ハリウッドだったら、もしこれだけの規模の事件があったら、3~4回リメイクされててもおかしくない題材なのに、日本人はそういうのを取り扱ってこない、なかなか作れないとおっしゃっていました」と、企画プロデューサーの言葉を紹介。

 「日本の大手の配給会社でしたり、テレビ局でしたりっていうところが出資するもので、このような差別の問題、国の問題、同調圧力とか、そういうものは描ききれないのかもしれないんですけれども、楽しいエンターテインメントだけではなく、負の遺産というか、そういうものも、なぜ起きてしまったんだろうと考え続けながら、物語として紡いていくというのも、映画人の大事な仕事かなと思いますので、今後ともそういう仕事に携われればと思います」と語った。
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