「らんまん」快挙急転 元画工は認めぬ…野宮さん辞表 ネット衝撃&憤慨「ひどい 権威主義」波多野も苦悩

2023年09月05日 08:15

芸能

「らんまん」快挙急転 元画工は認めぬ…野宮さん辞表 ネット衝撃&憤慨「ひどい 権威主義」波多野も苦悩
連続テレビ小説「らんまん」第110話。(左から)波多野(前原滉)と野宮(亀田佳明)の快挙に、万太郎(神木隆之介)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第112話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第112話は、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)の屋台「土佐」は故郷の味が食べられるとあり、万太郎(神木隆之介)と虎鉄(濱田龍臣)は大喜び。箸休めに出された高知のヤマモモの甘露煮に、寿恵子(浜辺美波)も感動した。いつか新しい酒を造るという“綾の夢”のため、竹雄は醸造学の先生を探しているという。話を聞いた藤丸(前原瑞樹)は…という展開。

 藤丸は「あと1杯」と屋台に居残り。万太郎と2人きりの帰り道、波多野は野宮(亀田佳明)が「辞表を出すつもりらしい」と打ち明けた。

 波多野と野宮はイチョウの精虫を発見(第110話、9月1日)。「まだ世界から疑われるのはいいんだ。日本は植物学の後進国だし。でも本当にひどいのは、この日本国内だったんだ。第一発見者が元画工。認めないって」「僕が研究して、お膳立てして、それをたまたま覗いただけだろうって。外国向けの論文を書いたのも僕だ。だから僕一人の功績にしろって」「言ったよ。野宮さんを第一発見者として認めないのは、僕が許さない。僕一人なら、大学だろうが学会だろうが、あらゆる賞を辞退するって。でも、僕は農科大学の教授に任命された」「もう僕は受けた」「結局、僕は野宮さんを見捨てたんだ」。苦悩がにじんだ。

 SNS上には「えっ!ひどいよー!」「え…あんなに2人で頑張ったのに?」「そんな理不尽なことに」「波多野もつらすぎるよね」「ええい、権威主義どもめ」などの声が上がった。

 それぞれが見上げる満月。万太郎は「野宮さん、あなたは去るべき人じゃない」――。説得なるか。

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