カズレーザー　ジャニーズ事務所の補償に「進捗状況は発表してほしい。その責任はある」

　お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー（39）が8日放送のフジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に都内で開いた会見についてコメントした。 　会見では藤島ジュリー景子社長が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」（東山）の補償も行うとした。ジャニー氏の性加害問題については「人類史上、最も愚かな事件」と厳しく追及。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

　会見には、昨年10月に事務所を退社した滝沢秀明氏の後任として「ジャニーズアイランド」の社長に就いた井ノ原快彦も出席した。

　意見を求められたカズレーザーは「法を超えて」の補償を言及したことについて「加害者不在の状況で事実認定は困難というのもあって、それを法に照らし合わせて、裁判で仮に争っても補償がある、なしで線引きがされてしまう。それは報道されてしまう。事務所としては、長期化するのは悪影響だと思うし、迅速にするのは広く、早く補償するのは事務所としてはいいだろうという判断だと思う」と理解を示しつつ「ただ、裁判をしなかったらこれで終わらせてしまう。どういう補償をしたのか、進捗状況は発表してほしいなと思う。その責任はあると思います」と指摘した。

　そのうえで「どうしても被害に遭われた方の個人につながる情報は避けなければならないと思うんですけど、どれぐらいの被害者が認定されているのか、進捗状況は明かすべきかなと思います」とした。