「どうする家康」大森南朋が感心＆苦笑　松潤“えびすくい”「きれい」60代の忠次も踊る？「キレのない」

　NHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）で家臣団の大黒柱・酒井忠次（左衛門尉）役を好演している俳優の大森南朋（51）が9日、忠次ゆかりの地・山形県鶴岡市で行われたトークショーに参加。撮影の舞台裏などを語った。 　＜※以下、ネタバレ有＞

　元和8年（1622年）、庄内藩の初代藩主となったのが忠次の孫・酒井忠勝。鶴岡市は庄内藩の城下町だったため、地元は今回、「我が殿、ついに鶴岡へ！」と沸き上がった。大森はイベント前、今も鶴岡市に住む酒井家当主らと忠次所有と伝わる刀や徳川十六将図などを見学。忠次も眠る酒井家墓所（現在は非公開）も訪れた。

　鶴岡市文化会館（荘銀タクト鶴岡）に集まったファンは850人。「どうする家康」トークイベントへの大森の単独出演は今回が初となった。

　宴会芸「えびすくい」が忠次の代名詞に。初回（1月8日）、若き徳川家康（松本潤）が久々に三河・岡崎に里帰りし、出迎えた忠次が“えびすくいポーズ3連発”。大森は「初回が印象深いです。あれがあって、家臣団の雰囲気が変わりました。忠次のその後を少し感じさせることもできたと思います。そもそも自分には踊りの素養が全くないんです。撮影前に練習していた映像を見て『ああ、あの頃の自分、頑張っていたなぁ』と思いますが。殿（松本）が（富士遊覧で）きれいに踊る回（第26話、7月9日）を見て『ああ、えびすくいって、こう踊るんだな』と思いました」と感心し、苦笑した。

　今後も「踊る？みたいですよ。皆さん、えびすくいは汗びっしょりになるんです。もう（役の設定）60代ですから、キレのないえびすくいになってきますよ」と予告。「底抜けに自分を明るく見せて家臣団を納得させていく、そんな忠次役をやっていきたい。子孫の方々に失礼のないように、優しく明るい忠次を演じていきたいです」と結んだ。

　イベント後は「現在も続く酒井家の方々と会うことができました。台本に書かれていた印象、自分で演じていた印象と実際の酒井家の方々がとても合っていました。笑顔の素敵な温かい人柄で、点と点が結び付いたような1日でした」と感慨深げだった。

　10日は総合テレビ「ラグビーワールドカップ2023　1次リーグ・プールD　日本×チリ」（後7・30～10・30）のため、放送休止。次回第35話は「欲望の怪物」（9月17日）がオンエアされる。