ジャニーズの鍵を握るのは…井ノ原快彦　若手の人材流失を食い止められるか　兄貴分であり、先輩とも…

　【芸能　覆面座談会】故ジャニー喜多川元社長の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所が会見しました。新社長に就任した東山紀之（56）らが臨んだ4時間超に及ぶ会見は海外でも広く報じられ、注目を集めました。気になる話題をいつもの覆面メンバーが掘り下げます。 　リポーター　ジャニーズ事務所が会見を開いたね。東山が藤島ジュリー景子氏に代わって社長に就任。ジュリー氏とともにジャニー氏の性加害を認めた。

　ワイドショーデスク　会見は4時間12分にも及んだ。東山はジャニー氏との決別を宣言し、事務所としても新たに生まれ変わる強い決意もにじませた。

　スポニチ本紙デスク　ただ、会見で発表されたのは社長交代と被害者への補償の明言だけ。「ジャニーズ」の事務所名称を巡る質問では会見の前半と後半で説明が変わるなど、不明瞭な点もあった。

　週刊誌記者　40年以上にわたって事務所で宣伝業務を一手に担い、2019年に副社長に就任した白波瀬傑氏が会見に出てこなかったことを「なぜ？」と指摘する声も少なくなかった。

　リポーター　そんな中で、ジャニーズJr.の育成などを手掛けるジャニーズアイランドの社長として出席した元V6の井ノ原快彦は大きく株を上げたね。

　ワイドデスク　質問に自分の言葉でしっかりと回答した印象。記者の名前を個別に呼んで誠実に対応していて、出席者だけでなくネット上などでも好印象の声が上がっている。

　本紙デスク　NHKの「あさイチ」で約8年間務めたキャスターの経験も生きたのだろう。毎朝、硬軟のあらゆる情報を主婦層に向けて発信してきた。そんな日々を繰り返してきたからこそ、穏やかな人柄をにじませつつ説得力のある言葉で自分の気持ちを伝えることができた。

　週刊誌記者　事務所の新体制は前途多難な船出が予想されるけど、今後は「井ノ原が鍵を握る」と指摘する関係者も少なくない。

　本紙デスク　東山は事務所の中でもカリスマ的な存在だけれど、若手のタレントたちと距離が近いとは言えない。その点、井ノ原はジャニーズJr.と日ごろ接して“兄貴分”としても慕われているのに加えて、東山を含めた先輩たちともコミュニケーションを取ることができる。若いタレントと東山の間を取り持つことができる存在として大きな役割が期待される。

　ワイドデスク　今後、事務所の課題の一つに「若手人材の流出」も指摘される。それを食い止められるかどうかも焦点となるだけに、事務所の命運は井ノ原にかかっているとも言えるね。