堺雅人 幼稚園での初舞台語る「カベムシ」を演じろと言われ「カチンときて」 園児と思えぬ役者魂が
2023年09月10日 13:18
芸能
「そしたら、なかったんですよ。カベムシが。多分カメムシの誤植だったと思うんだけど。でも本当に絶望ですよ。自分の役が存在してない、実在しない。自分だけ架空の虫だか昆虫だか節足動物を演じなきゃいけない」と話した。
「それで、保育士の先生に“カベムシがなかったけど…”って言ったら“じゃあクモにしない?”って言われて、それもちょっとカチンときて。なんならクモも敵役なので、ちょっと元気のいい男子がやる役だったんですよ。交ぜてあげるよ的な、そっちの役にしてあげてもいいよぐらいの感じだったので、“いや、ちょっと最初にいただいた役しかやりたくありません”って言って」と語った。
パーソナリティーの安住紳一郎アナウンサーは「どこの映画の現場ですか」と思わず吹き出した。堺は「ね、同じこと言いそうなんですよ。今もね」とし「僕カベムシでもう気持ち固まってるんで、カベムシをはっきりしてもらいたいと思って今この話し合いをしてるんであって、クモやれって言われても違うんですよ。しかも4番手でしょ?クモって。4番目のクモでしょ。いや、クレジット的にもちょっと…」と大人びた口調で話してみせた。
結局、演じたのは「クモだったのよ。だけど僕の中ではカベムシだったの。つまり、お客様から見たら4匹目のクモなんだけど、衣装もクモなんだけど、一応カベムシはこういう形だってことにして、僕の中ではカベムシを演じた。だって、実在しない虫だから、クモによく似た虫であっても構わないわけで、自分を納得させたんでしょうね」と振り返った。
話題の主演ドラマ「VIVANT」に絡め「敵か味方か。味方か敵か。実は最後にハッチを助けたかもしれないね。僕の裏切りで…」と含みを持たせた。