野口健氏、マナスル峰登山直前に悲劇　1週間前に送った荷物を取り戻せず　理由は「最近、中国人が」

　アルピニストの野口健氏（50）が11日、自身のX（旧ツイッター）を更新。以前から計画していた標高8163メートルのネパール・マナスル峰登山直前に起こったトラブルを報告し、心配する声が寄せられている。 　「だいぶ、前に日本からネパールに送ったマナスルの荷物が未だに税関を通らず１週間以上も取り出せないまま」と、登山直前にトラブルに巻き込まれたことを報告。「理由はもうめちゃくちゃ」だといい、「最近、中国人が大量の金をネパールに密輸し、それが発覚。税関の担当官もそれに絡んでいたとして、検挙されたと。それで税関の人たちがストライキしているらしい…」と、その理由を明かした。

　「あと4日もしたらヘリでマナスルのベースキャンプ入り予定ですが、肝心のアタック装備がいつ手元に届くのか、どのようなプロセスで取り出せるのかも、誰もその方法が分からないとのこと」と、解決策が一向につかめない現状を吐露。「行政でありながら、ルールがない。担当者によって、出せる、出せないがあると。行政がそれでは困る！！！」と憤りをあらわにしつつ、「と思いながら、ここはネパールなのだと。日本人の感覚を貫こうとするとネパールに限らず発展途上国では精神が保たれなくなるので、まあ、ダメなら“もう日本に帰るべさ～”ぐらいの余裕が必要」と客観視。しかし「野口隊のシェルパは既に昨日、ベースキャンプ入り…やっぱり、焦りますよね…」と本音を漏らし、「税関事務所のストライキって意味わからん…。つくづく、マナスルはいつも流れが悪いなぁ…」とつづった。

　この投稿には「税関にストライキとかあるんですね。代わりの人員とかは来ないのかな？」「酷い話ですね」「こんな所で、あの国の邪魔が入るとは……災難過ぎますね」「とんだトバッチリ　それだけ中国の実情は悪化しているという事でしょうね」「中国の不動産バブル崩壊がとんでもない飛び火を」「それが、海外リアルなんですね」と、さまざまなコメントが寄せられた。