漫画家・寺沢武一さん死去 心打つ「コブラ」名セリフの数々「クリスマスにシラフで働いているのは…」

2023年09月11日 23:05

芸能

漫画家・寺沢武一さん死去 心打つ「コブラ」名セリフの数々「クリスマスにシラフで働いているのは…」
寺沢武一さん(2008年撮影) Photo By スポニチ
 漫画「コブラ」「鴉天狗カブト」「ゴクウ」で知られる漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんが死去したことが11日、わかった。68歳。北海道旭川市出身。1998年に脳腫瘍を患い、闘病生活を送っていることを2003年に公表していた。
 手塚治虫氏の下で修業を積み、1977年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にデビュー作「コブラ」を発表、78年11月からは連載を開始した。左腕に銃を装着した不死身の男・コブラの活躍を描いたSF作品で、単行本は3000万部以上を売り上げ、82年にアニメ映画化、テレビアニメ化された。

 アメコミ風のタッチで描かれた「コブラ」にはファンを魅了した名セリフが多い。大切なミッションを前に酒をたしなむコブラは「いいじゃないか クリスマスにシラフで働いているのは サンタクロースぐらいなもんだぜ」と言った。

 敵から「だ だれだっ おまえはっ!!」と問われると「あててみろ ハワイへご招待するぜ」。また、別の敵と対峙すると「やめとけ 給料安いんだろ」と言い放った。

 コブラは神も恐れない。「神か…!!!宇宙を支配する全能の神」「しかし神は天にいて人を見まもるだけでいい」とし、「手は出すな!」と続けるのだった。
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