「らんまん」最終盤ネット再び不穏…凶兆?ハチク開花&徳永が万太郎に忠告 南方熊楠は手紙だけも「圧」

2023年09月13日 08:15

芸能

「らんまん」最終盤ネット再び不穏…凶兆?ハチク開花&徳永が万太郎に忠告 南方熊楠は手紙だけも「圧」
連続テレビ小説「らんまん」第118話。(左から)細田(渋谷謙人)万太郎(神木隆之介)徳永(田中哲司)(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は13日、第118話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第118話は、博物学者・南方熊楠から送られた標本の中には、120年に一度しか咲かないといわれるハチクの開花した標本があった。翌年の明治37年(1904年)、日露戦争が勃発。渋谷は電車の開通により交通の要所として発展を遂げ、寿恵子(浜辺美波)の店はさらに賑わう。ある日、植物学教室にも熊楠から手紙が届く。万太郎(神木隆之介)も熊楠から手紙をもらったと徳永(田中哲司)に伝えるが…という展開。

 万太郎によると、ハチク開花の120年周期の理由・仕組みは不明。しかし、開花の後、山中の竹林が一斉に枯れ、新たに竹林が再生。寿恵子は「120年も見慣れた景色が急に変わるのは、私なら怖いです。吉兆なのか、凶兆なのか」と漏らした。

 人の世に異変が起こる時、竹の花が咲くという伝承も。寿恵子は「えっ、いや、万ちゃん。この日付、先月です。花が咲いたんですね…」と不安な表情を浮かべた。

 翌年2月、日露戦争が勃発。渋谷から代々木一帯に陸軍の大練兵場が造られ、兵士が街に集った。玉川電気鉄道の開通、東京鉄道の乗り入れと渋谷は交通の要所に。日本人初の動力飛行が練兵場で成功し、渋谷の名は全国区になった。

 資産家の神戸・永守家に出資を願うため、相島(森岡龍)は土佐の木がある待合茶屋「山桃」を貸し切りたいという。まずは永守家の代理人と会うことに。その人物は土佐出身の元代議士、その名は早川――。

 野宮(亀田佳明)から手紙が届いた。今は京都市郊外にある私立中学の講師。熊楠から共同研究の誘いがあり、最後の研究かもしれないと応じることにした。熊楠が幼少期に過ごした神社が合祀(神社をまとめ、数を減らす措置)され、怒り狂っているという。神社の森は全滅。野宮は「神社の合祀令は国の大号令です。大学では反対の声も上げられないでしょう。それでも、勝手ながら君の顔が思い浮かびました。すべてが失われる前に、君に勝手な願いを託します」――。

 万太郎が渡した熊楠の手紙に、徳永は「またか」「おまえも受け取っているのか」「この南方という御仁は、今国が推めている神社合祀令を神狩りだと断じている。いいか槙野。植物学教室教授として命ずる。深入りするんじゃない」――。

 最終盤に再び“田邊教授ターン”のような不穏なムード。SNS上には「不穏な(つづく)」「不穏な空気が漂う回になったなぁ」「鎮守の森が…」「姿が全くないのに、画面からあふれる熊楠の圧が凄すぎる」「すげーな、熊楠。手紙だけで物語を引っかき回している(いい意味で)」「深入りするんじゃない。徳永教授の台詞の権威と本心との塩梅が絶妙すぎて、いつも(どっち?どっちなのよ!?)と不安になる」「不安と焦燥と嫌な時流が加速してる。それを言葉なしに表情で表現する神木くん、流石よ」などの声が上がった。

 徳永の忠告に、万太郎は…。
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