橋下徹氏 女性登用で衆院比例代表に“異議”「小選挙区で落ちた人がいつの間に…名簿を女性のみに」

2023年09月17日 16:14

芸能

橋下徹氏 女性登用で衆院比例代表に“異議”「小選挙区で落ちた人がいつの間に…名簿を女性のみに」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が17日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。政府は15日の閣議で、第2次岸田再改造内閣の副大臣26人と政務官28人を決定し、女性は一人も起用されず、自民党が政権復帰した2012年の第2次安倍内閣以降、初めて女性ゼロとなったことに言及した。
 再改造内閣の女性閣僚は過去最多に並ぶ5人としたものの、副大臣・政務官は全員男性で、政権が掲げる女性活躍と乖離した格好。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点があったのは副大臣12人、政務官14人の計26人に上った。

 女性ゼロの人事に関し、岸田文雄首相は記者団に「適材適所でこのような老壮青、男女のバランスとなった。どの閣僚にどの副大臣、政務官を付けるのか、チームとして人選した結果だ」と述べた。

 橋下氏は「いろんな事情があるにせよ、結局は女性の議員が少ないというところに行きつくわけなんですよ。いろんな理由で拒否する人があったとしても、例えば国会議員の半分が女性だったのあれば、嫌だと言われたって集められますよ」と指摘。そのうえで「だから僕はずっと言い続けているクオーター制(議員の一定数を、女性と定める制度)にすべき。これは反対の意見もありますよ。やっぱり能力中心で見るべきで、女性だけに一定の枠をつくるのはおかしいという意見はありますが、先進国で女性が活躍している国も最初は日本と同じような状態。そこで最初は女性に枠を作って、女性と男性の数を合わせたところから女性が活躍できる環境、ルールが整備されるという考えのもとで、クオーター制という枠をつくらないと、ずっとこんな状態が続くと思う」と主張。「国会議員で枠をつくる簡単なやり方がある」とし、「衆議院の比例代表が小選挙区で落ちた人の重複立候補で保険になっているんですよ。国民みんながおかしいと思っている。小選挙区で落ちた人がいつの間にか比例代表で復活しているんですよ。そうではなくて、比例代表というのは、政党にわれわれが投票するんだから、政党は比例代表の候補者の名簿を全員女性にするくらいのことをやらなきゃ。小選挙区で戦う人は、小選挙区で負けたら国会議員は終わりと。なに保険かけてるんですか、自分の身分に」と提案してみせた。
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