若狭勝弁護士 香川県議の海外視察、減額し1人188万円に「海外視察が当たり前だから税金の無駄遣いに」
2023年09月20日 09:18
芸能
県議会と県が対応を協議した結果、現地での通訳を県人会に依頼したり、借り上げ車を県側と県議が共用したりして費用を削減した。視察は参加予定だった県議8人のうち1人が辞退。別の1人が体調悪化で8月に死去し、参加予定の県議は6人に減った。県議や知事の羽田―米ロサンゼルス間などのビジネスクラス利用は維持する。
当初、県議8人で計約2100万円と見積もられていた視察費用の総額は、県議6人と知事、随行職員も含めた11人で計1763万円となる。県議会の新田耕造議長は「現在の為替レートを勘案すると、妥当なものと考えます」「派遣の実を挙げるにはそれなりの議員数を要する。目的に沿う活動内容となるように努める」とのコメントを出した。
番組では、香川県議会が2017年に行った欧州視察をフジテレビのカメラが追った映像を放送。最初の視察地にドイツに着いた一行が最初に向かったのはビアホールで、2日目は観光名所で記念撮影に興じる様子を伝えた。この欧州視察を巡っては、費用約990万円のうち、約600万円の返還を命じる判決が昨年に確定している。
MCの谷原章介は「金額を見ますと、航空機代だけで188万円。いかがでしょう?」と聞くと、若狭氏は「前提スタンスをどこに求めるかということだと思う。つまり海外視察、出張というのが当然、当たり前のように行くべきだということだと、どんどん税金が無駄遣いされるんですが、そうではなく、まず海外視察は必要ないという建付けをして、でもこれは必要だからと言って、そこで初めて海外視察のお金を計上していく。スタンスをどこに置くかというところを変えないといけないかなと思います」と自身の考えを話した。