金子恵美氏 香川県議の海外視察、減額し1人188万円に「事務方の配慮など慣習…議員側が見直すべき」
2023年09月20日 09:27
芸能
県議会と県が対応を協議した結果、現地での通訳を県人会に依頼したり、借り上げ車を県側と県議が共用したりして費用を削減した。視察は参加予定だった県議8人のうち1人が辞退。別の1人が体調悪化で8月に死去し、参加予定の県議は6人に減った。県議や知事の羽田―米ロサンゼルス間などのビジネスクラス利用は維持する。
当初、県議8人で計約2100万円と見積もられていた視察費用の総額は、県議6人と知事、随行職員も含めた11人で計1763万円となる。県議会の新田耕造議長は「現在の為替レートを勘案すると、妥当なものと考えます」「派遣の実を挙げるにはそれなりの議員数を要する。目的に沿う活動内容となるように努める」とのコメントを出した。
番組では、香川県議会が2017年に行った欧州視察をフジテレビのカメラが追った映像を放送。最初の視察地にドイツに着いた一行が最初に向かったのはビアホールで、2日目は観光名所で記念撮影に興じる様子を伝えた。この欧州視察を巡っては、費用約990万円のうち、約600万円の返還を命じる判決が昨年に確定している。
金子氏は「私は地方議員時代にも行きました。実りのある海外視察もあったので、全部を否定するべきではない。ただ、精査をするところもあるかも知れないと思うんです」と言い、「今回のような経費の部分でいうと、議員に対する事務方の気遣い、配慮みたいな、言ってみれば慣習になっているような部分もあると思うので、今の時代は世論の声もあるわけですから、事務方の判断でできることでもないので、議会側が議会の中でお金を使うのであれば、議会側、議員側が率先して見直すように指示をしていくということが必要かなと思いますね」と自身の見解を述べた。