TBS社長 今夏最大の話題作「VIVANT」に「世界基準のもの…歴史に名を遺したドラマ」
2023年09月20日 15:00
芸能
さらに「この『VIVANT』は過去を振り返って、TBSは70数年ドラマを製作してきたが、その歴史的に名を刻んだ、歴史に名を遺したドラマだなと思いました」と絶賛。「スケール、演出のち密さ、脚本の繊細さ、どれを見ても世界的な水準だった。未来に向けて、我々TBSのドラマが世界へ進出していく道を切り開いてくれた。日本のテレビドラマというのが世界基準になっているんだと。今後のどんどん世界に向かっていくきっかけになったのではないか」と期待を口にした。
編成担当の龍宝正峰取締役も「ドラマの力でいろいろな影響を与えられたことで、テレビという媒体のマスの強さを実感していただけたと思う。これからもこのようなスケールの作品を生み出していけるように頑張っていきたい」と語った。
また、佐々木社長は続編の可能性について聞かれ、「福澤監督が“視聴者の皆さんの声次第だ”と言っていて、その通りだと」とコメント。「僕は社長という立場なので、思いはあるんですが…現場の判断、これからなのかなと思っています。胸の思いとは別に…」と含みを持たせた。
今夏最大の話題を呼んだ同作。79分スペシャルで放送された最終回(第10話)の平均世帯視聴率は前週から4・7ポイントも急上昇し、19・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。番組最高を更新しただけれなく、今年の全ドラマ1位に浮上した。
「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどドラマ史に残る大ヒット作を生み続ける同局・福澤克雄監督が原作を初考案したオリジナルドラマ。脚本は八津弘幸氏、李正美氏、宮本勇人氏、山本奈奈氏。演出は福澤監督、宮崎陽平監督、加藤亜季子監督。
初回放送までストーリーや役柄など作品の詳細を明かさない異例の手法。阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司と主演級の超豪華キャストをはじめ、事前に発表した総勢42人の出演者とモンゴルロケを敢行した以外はベールに包まれたままだった。初回ラストに嵐の二宮和也が事前告知なしのサプライズ登場。43人目の“最後のピース”として反響を呼んだ。
日本と中央アジアを駆け巡る予測不能なアドベンチャー。インターネット上には“考察班”が出動。毎回、巧みな伏線が張り巡らされたストーリー展開は、視聴者を“裏切り”続け、クギづけに。ブームを巻き起こした。