「らんまん」皆無事も40年の成果は無残…万太郎は不屈「花はまた咲く」ネット涙「胴乱に入れるのが…」

2023年09月21日 08:15

芸能

「らんまん」皆無事も40年の成果は無残…万太郎は不屈「花はまた咲く」ネット涙「胴乱に入れるのが…」
連続テレビ小説「らんまん」第124話。万太郎(神木隆之介・右)と虎鉄(濱田龍臣)は、たくましく咲くムラサキカタバミを見つけ…(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第124話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第124話は、大正12年(1923年)9月1日、関東大震災が発生。万太郎(神木隆之介)寿恵子(浜辺美波)千歳(遠藤さくら)千鶴(本田望結)虎太郎(森優理斗)は何とか渋谷までたどり着く。渋谷一帯は被害が少なく、寿恵子の待合茶屋「山桃」も無事だった。地震から数日後、虎鉄(濱田龍臣)百喜(松岡広大)大喜(木村風太)、家族みんなの無事を確認。しかし、40年かけて集めてきた標本や原稿は倒壊した十徳長屋とともに無残な姿となっていた。落胆した万太郎がふと地面に目をやると、ムラサキカタバミが咲いていて…という展開。

 火が移る標本は捨てるよう警官に命じられるが、万太郎は「これは残すもんじゃ!この先の世に!残すもんじゃ!」――。

 山桃。荒谷(芹澤興人)も無事。万太郎たちに握り飯を作ってくれた。

 地震から4日目。百喜と大喜が山桃にたどり着く。万太郎は愛息2人を抱き締めた。

 大喜は「市内は今、もっとひどいことになってる」と自警団を名乗る集団が各地に出没、関所をつくり、略奪から守る名目で拳銃と刃物を振り回していると伝えた。警官や軍人も出動し「まるで戦場です」。もう植物どころじゃない状況でも、万太郎は十徳長屋へ戻った。

 石板印刷機も無残。そこへ虎鉄が現れ、万太郎は3代目助手を抱き締めた。虎鉄は大畑(奥田瑛二)の無事、神田の住人が8時間、炎と闘った末に消し止めたことを伝えた。

 ふと目をやると、ムラサキカタバミ。虎鉄は「凄い生命力ですね」「ここにまた、花が咲きますろうか」、万太郎は「何があったち、必ず季節は巡る。生きて、根を張っちゅう限り、花はまた咲く」――。

 ムラサキカタバミの花言葉は「心の輝き」「喜び」など。

 SNS上には「みんな無事で良かった」「またも胸が詰まる15分」「万太郎の気迫」「荒谷のおじさんの優しさが沁みる」「浅草十二階(凌雲閣)でシマちゃん偲ぶTL#いだてん」「『いつか園ちゃんのところに行った時に』っていうお寿恵ちゃんの台詞に涙腺が決壊した」「『いつじゃち同じ気持ち』って長屋に取りに帰る万太郎を止めなかった寿恵ちゃん。40年、2人で歩んできたからこそ言えるんだろうな。破れた原稿を見つめる姿がつらかった」「生きて、根を張っちゅう限り、花はまた咲く。人生も同じだね。生きていることを確認し合う姿に、胸がいっぱいな朝(涙)」などの声が上がった。

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