元榮太一郎氏 日大ラグビー部の“いじめ疑惑”「総監督は迷惑行為、いたずらと言っているが、犯罪行為」
2023年09月21日 12:22
芸能
事案は22年5月に発生したものだといい、「当該行為は許されるものではなく、ラグビー部の改革が必要であると考えた」とし、今年度は新監督を迎えて活動している。事案の詳細については、「回答を差し控える」とした。
番組では、発汗スプレーの事案のほかに、無断で、私物をインターネットで売る行為もあったと伝えた。日大ラグビー部の川松真一朗総監督は、同局の取材に、これらの行為を「迷惑行為」「いたずら行為」と表現。この迷惑行為、いたずらとされる行為をした部員は、すでに退部していることを明かした。一方、現役のラグビー部員は同局の取材に「いじめだと思う」と答えているという。
元榮氏は「そもそも総監督がこの行為を迷惑行為、いたずら行為と言っていますが、制汗スプレーに火をつけて近づけるという行為は暴行罪にあたりますし、これでやけどをしたりすると傷害罪になる。インターネットで他人の備品を販売すると窃盗罪ということになる。れっきとした犯罪になるので、その事実を十分に認識するということ」と指摘。「あと自分も大学時代に体育会にいた経験もあるので、なんとなく想像できるんですけど、古い体質が残っていて、相撲界でも“かわいがり”という行為が一時話題になりましたが、そういういたずらとか、コミュニケーションとかというような名の下に、やってはいけないいじめということも起きかねないです」とした。
そして、「実力主義の世界なので、スポーツができればモラル面は何でもいいんだみたいなことが起きかねないような側面は自分自身もなんとなくリスクとして感じていたところもあったので、日大だけじゃなくて他の大学も含めて、スポーツをやっている世界において、もう1度胸に手を当てて“自分たちは大丈夫か”と考えるいいきっかけにしないと、なかなかなくならないんじゃないかなという感じがしています」と自身の考えを述べた。