ヘリで救急搬送された野口健氏「敗血症に近い状況」本人が報告 マナスル峰挑戦は「もうやめます」 

2023年09月22日 10:47

芸能

ヘリで救急搬送された野口健氏「敗血症に近い状況」本人が報告 マナスル峰挑戦は「もうやめます」 
アルピニストの野口健氏 Photo By スポニチ
 ネパール・マナスル峰登山中にアクシデントに見舞われたアルピニストの野口健氏(50)が、22日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。現在の状況と、4度目のマナスル峰挑戦断念を受け、思いを記した。
 野口氏はこれまで3度、標高8163メートルのネパール・マナスル峰登頂に挑んできたが、いずれも登頂かなわず。今年、4度目の挑戦を決意していた。

 今月16日、5800メートル付近のキャンプ1(C1)からベースキャンプに戻ったことを報告していたが、21日に自身のSNSが事務所によって更新され、「野口ですが、昨日、C2に行き、ベースキャンプに戻る途中に呼吸困難となり、血中酸素濃度53%になってしまいました。酸素吸入を行い、登山隊同行医師に診てもらいましたが、肺水腫かもしれないとの事で、ヘリにてカトマンズにおり、病院にて診察してもらっています」と、ヘリコプターで救急搬送されたと報告。「血中酸素は不安な数値のようですが、意識などははっきりしております」とし、「今回は、8月中旬からネパール入りし、高所順応も順調で、体調も悪くなかったようでしたので、本人もこのような事になり、大変ショックを受けております。状況がわかりましたら、改めてご報告させていただきます」としていた。

 その後、本人が「8月から3週間“これでもか!”とエベレスト街道で高所順応トレーニングを行い、また、足もいい感じに仕上がり。この秋のマナスルは奇跡的に連日の晴天。“4度目の正直なるか!”と。その矢先に肺をやられ」と投稿。「あ~マナスル。人と山にも相性があるのかもしれない」とし、「マナスルはもうやめにしよう」と宣言した。

 また、救急搬送時の状況について「昨日キャンプ2からベースキャンプに戻る途中、呼吸困難に。酸素濃度が53%。インド隊の医師の診断では肺水腫。ヘリでカトマンズへ。即入院となり、レントゲン、血液検査の結果が先程、医師から“炎症反応が非常に高い、白血球の数値も。敗血症に近い状況。これから抗生剤を点滴する”と告げられ…」と詳細を報告。「やっぱり、山は登るものではなく、下から眺めるものなのかもしれませんね…」と吐露した。

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