安田菜津紀氏 自民・杉田水脈氏のアイヌ民族侮辱に「岸田首相は国連総会で“人間の尊厳に光を”と…」
2023年09月24日 09:06
芸能
人権救済を申し立てた当事者らによると、認定は今月7日付。対象は、2016年にあった国際会議の参加者について「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と書き込んだブログの投稿など。札幌法務局は、杉田氏に今後発言に注意するよう「啓発」した。
杉田議員が所属する自民党・安倍派の塩谷立座長は、杉田議員に「しっかりその内容を受け止めて今後の政治活動の参考にしてもらいたい」とし、「多様性を尊重する共生社会を目指した人権擁護活動が重要だ。しっかりと取り組んでいきたい」と話した。
安田氏は「(塩谷氏の)“今後の政治活動の参考にしてほしい”なんて発言がありましたけれども、そんな悠長なことを言っている場合ではない」とし、「杉田氏がマイノリティーに矛先を向けた言葉が差別であるという指摘は、何度となく繰り返されてきたわけですよね」と指摘した。
そのうえで「昨年、岸田首相は、杉田氏を総務政務官に起用したということがありましたけれども、そうした人物を重用するということ自体が、差別問題なんて考慮するに値しないんだっていう負のメッセージとして伝わっていきますし、もっと言えば、差別やヘイトの矛先を向けられた側の命を二の次扱いしているっていうことだと思うんですよね」と自身の考えを述べた。
そして、「岸田首相が先日、国連総会で“人間の尊厳に光を”と立派な言葉で演説しましたけれども、その光を足元で奪われ続けている人たちがいて、その光を奪っているのが自民党の国会議員であるという事態に一刻も早く対処すべきだと思います。これは命にかかわる問題なので」と強調した。