NHK「ブギウギ」　脚本・足立紳氏がほれ込んだ主人公像「根底にはユーモアと明るさ」

　次期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」（月～金曜前8・00）が10月2日にスタートする。ヒロインを務めるのは女優の趣里（33）で、ブギの女王と呼ばれた笠置シヅ子がモデル。今作で脚本を務めるのは映画「百円の恋」などで知られる足立紳氏（51）だ。「“生きる活力”のようなものが少しでもみなぎってくるような作品になれば」と力を込めている。 　これまで映画を中心に実績を残してきた足立氏。ドラマの経験はあまりなく「（ドラマは）ほとんど書いたことがなくて“なんで自分が朝ドラに？”と思いました」とオファーを受けた時の率直な感想を明かした。その後は笠置の自伝などを読み込み勉強。「厳しい人生の局面が相当ある方。でも根底にはユーモアと明るさがあり、そのエネルギーを描けたら」と主人公像にほれ込んだ。

　ただすでに完成された1週目分を怖くて見ることができず、家族に見てもらったという。「息子が“朝ドラぽかったよ”と言ってくれて安心しました。魅力的で感動的な作品に仕上がっています」と胸を張った。