杉村太蔵　ジャニーズ所属タレントのNHK新規契約は「時間がかかる」　理由は「補償も再発防止策も…」

　元衆院議員でタレントの杉村太蔵(44)が28日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後1・55）に出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所に対するNHKの対応について言及した。 　27日に行われたNHKの定例会見では、稲葉延雄会長がジャニーズ事務所所属タレントの今後の番組起用について「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わない」と明言。大みそかの紅白歌合戦についても同局は「同じ方針」とした。山名啓雄メディア総局長も「紅白はジャニーズのタレント起用はゼロになるのか？」の質問に「現時点ではそうなる」と語った。

　さらに、NHKと同事務所はこれまで“蜜月関係”があったのではとの質問が出たが、稲葉会長は第三者委員会などでの調査は行わない方針も示している。

　杉村は、稲葉会長の「新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わない」という発言に触れ、「この会長の言葉を聞くと、NHKが今後、ジャニーズ事務所所属のタレントさんを起用するのに時間がかかるのではないかなと」と言い、その理由を「まず被害者への補償も、これからどのくらいの時間がかかるか分かりません。再発防止への取り組みを着実に実施されているか示すってなかなか難しい」と説明した。