「どうする家康」“彦”鳥居元忠&馬場信春の娘・千代まさかの結婚!伏見城フラグ?ネット悲痛「鬼脚本」
2023年10月01日 08:00
芸能
第36話は「於愛日記」。徳川家康(松本潤)は真田昌幸(佐藤浩市)から、北条に領地を渡す代わりに徳川の姫が欲しいと要求される。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)を養女にし…と画策も、父娘ともに猛反対。そんな中、家康が探していた武田の女を、鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)が匿っていたことが判明。忠勝が説得に向かうも、元忠が抵抗し、一触即発の危機に陥る。於愛の方(広瀬アリス)が元忠に話を聞くと、意外な事実が…という展開。
武田の女とは歩き巫女・千代(古川琴音)。元々は武田の重臣・馬場信春の娘という。
家康にとっては、瀬名(有村架純)の“慈愛の国”構想に加わった仲間。於愛の助言に従い「忍びの過去を捨て、鳥居元忠の妻となるがよい」「情けではない。幸せになることは、生き残った者の務めであると、わしは思うぞ」と命じた。
稲も「夫婦を成すもまた女子(おなご)の戦と思い知りました」と真田への輿入れを決意。忠勝も子離れを受け入れ、娘の成長に涙した。
キャスト発表時、古川は「千代は伝承のみの人物で、ほとんどオリジナルキャラクターですので、自由に、そして力強く演じようと思います」とコメント。くノ一・望月千代女(信濃の武将・望月盛時の妻)がモデルとみられたが、武田四天王の一人・馬場信春の娘と言及された。
「天正壬午の乱」(天正10年、1582年)に勝利した徳川家康は馬場信春の娘を側室にしようとしたが、捜索を命じられた鳥居元忠が甲斐・谷村城に連れ帰り、側室に。今回は、このエピソードがアレンジされ、盛り込まれた。
鳥居元忠は「関ヶ原の戦い」の前哨戦「伏見城の戦い」(慶長5年、1600年)で討ち死に。「三河武士の鑑」と称された。血痕が残る伏見城の床板は、京・養源院などの天井にして供養。「血天井」と呼ばれる。
SNS上には「まさかの彦&千代カップル爆誕」「千代、あのまま真田に戻って忍びとして生きていくのかと思ったら、まさかの展開。鳥居元忠を支えることに」「彦が殿の側室候補を妻にしちゃったエピ。まさかの千代にw」「千代の愛ゆえに、伏見城がつらい」「伏見城の戦いで千代も参戦のシナリオかな?こりゃ泣くなぁ」「この後に待ち構える伏見城やら血天井やらを思い出して凹んだ」「彦と千代。瀬名の最期に関わる人物なだけに、つくづく鬼脚本(褒め言葉)」などと悲痛な声が上がった。
次回は第37話「さらば三河家臣団」(10月1日)が放送される。